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ぶらりごろりぱくり

黄金週間最終日。
大潮が退くように伊豆半島から人と車が姿を消したw
ううむ、いったいあの阿鼻叫喚はなんだったのであらふ。
やっぱり皆さん最終日は家で疲れ休みを取るということか。

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カレンダーの赤い色とあまり関係のない我が家の庭で採れたお茶の葉。
そう、夏も近づく八十八夜を一週間ばかり過ぎた新茶なのだ。
やぶきた茶という品種らしいが緑茶音痴の僕にはよくわからん。
これをカミさんがホットプレートで炒って、手で揉んで、こんな風にした。

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おお、売ってるやつと見た目おんなじやんw
伊豆茶とか大室山茶とかは既にありそうだから猫茶と名付けて売り出すか。
で、さっそく淹れてみた。

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が、緑茶音痴には何がどう違うのかイマイチ分からん。
たしかに良い香りはするんだが、少し良いのかすごく良いのか分かりません。
試しに「ぐり茶」という伊豆特産のお茶を淹れて飲み比べてみたが、
それでもやっぱり歴然とした差を感じることは出来んかった (´・_・`)
しかしお茶屋が製造販売してるものと比べて歴然とした差が感じられない
ということは、人様からお金を取っても許されるレベルにあるのではないか?

大室山南麓特産の「猫茶」
いかがでしょうかw

茶摘み
三月の終わり頃にエリカが自分の子ではない子猫を育てていると聞いて、
ああ、元気でやっているんだなあと会うのを楽しみに国東へ出かけて行った。
ところがその子猫も、エリカも、もう半月近く姿を見せないらしい。
国東でもたらされる情報はいつも諸説紛々というか玉石混交というか、
要するに根拠不明で曖昧で不確定要素に満ちていることが多い。
この場合、半月ぐらいご飯を食べに来ないという話の「半月」が極めてアテに
ならない部分で、正確にはいったいどのくらいの期間姿を見せないのか不明だ。

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だけどいつもエリカと一緒にいた「ブチ」という高齢の雌は姿を見かけたし、
その他の野良仲間も皆見つけたけれど当のエリカがやっぱり見当たらない。
6年もの間、毎日カリカリを食べに来ていた不妊手術済みの雌猫がある日を境に
忽然と来なくなって半月も経つ理由は一つしかないだろう。
つまり、不慮の事故か病気かで命を落とした以外には考えられないと僕は思う。
義兄さんの言う「半月」がサービス精神に満ちたいつもの盛り過ぎ誇張だったとしても、
それが2日や3日の行方不明でないなら事態は楽観出来ん。

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ネコの場合、忘れた頃にひょっこり帰ってくる可能性も捨て切れんとは思うが、
それは安否を案ずる者の勝手な願望でしかない。
亡骸を見ないうちは死という事実を受け入れ難いけれども、
状況から考えればどこかで天に召されたと思って間違いないと思う。
いつか国東から「エリカ帰って来たよ」というメールが届くのを期待しながら、
僕はくつしたとしましまの顔を見て心の中で手を合わせる。
だけど生きていればいつか、どんな形でか命は潰えるものだ。
その時を嘆くばかりでなく、その時に至る過程を讃えようじゃないか。

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街にあるのは1回100円のモグラたたき。
田舎にあるのは本物のモグラたたき。

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1回100円のモグラたたきは叩くと点数が上がるだけだが、
田舎のモグラたたきは死人が出るでw
1匹のモグラに3人がかり。
母の名はエリカ。

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彼女は国東半島の天拝という山の上で3匹の子を産んだ。
1匹はどんな理由でか分からないが死んでしまったらしい。
残った兄妹を連れて山で暮らしていたら、
或る日、見たことのない怪しげなおっさんとおばさんに出会った。
そいつらは東京からやって来た子供のいない夫婦で、
なんでだか知らんがご飯をくれた。
毎朝、毎夕、その家の前へ行くとカリカリが皿に盛ってある。
たくさん食べたんで鼻水を垂らしていた2匹の子猫も元気になって、
日に日に体が丸くなっていった。

あの冬から6年が経った。
この春、海を越えて国東から届いた便りによれば、
エリカは今、他の猫が産んだ子猫を育てているそうだ。
野良仲間で猟犬に噛み殺されてしまった猫がいるというから、
もしかするとその死んだ猫の子なのかも知れない。
国東ではエリカにも不妊手術をしたからもう子供は産めないし、
6年前に自分が産み育てた兄妹のことも忘れてしまっただろう。
けれど彼女の中の母性は、今も潰えていなかったんだな。
義兄さんがたくさんご飯をくれるだろうし、
これから暖かくなるから子猫も元気に育つと思う。
エリカが6年前、最後に産んだ娘。名前はしましま。

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いつまで経っても一番チビで、一番痩せっぽちでくるくるパーで、
兄ちゃんや姉ちゃんたちに咬まれたり踏まれたり枕にされたり。
でも、なあエリカ。
海を渡って伊豆までやって来たお前の娘はこんなに元気だ。
声も、毛色も、緑の眼も、お前そっくりの美人になった。
6年前みたいにもう一度母娘が並んだところを見てみたいけれど、
それはもう叶わぬ夢だろうな。

ママに捧げる詩 (Mother Of Mine) - Neil Reid
ネコの寝姿が一番かわいいのは気温15度から20度くらい。
それより冷たいと丸くなり、それより暑いと伸びてしまうから。

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ほどよい緩みぐあい。
ほどよい伸びぐあい。

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寝る子と書いて猫。

春雨じゃ。濡れて行ったら風邪引きそうな一日。

昨夜は長女のちーが4回も布団に入ってきた。
もそもそもそ、と枕の上を歩いてきて耳元で「にゃー」とわめく。
そのあと爪で頭をガリガリやるので痛くて目が覚める。
布団に入れてやるとうるさいほどゴロゴロ喉を鳴らして、
なんだよ可愛いところあるじゃん? と思いながらいつの間にか寝てしまう。
1分か、10分か、1時間かするとまたもそもそもそと枕の上を歩いてくる。
耳元で「にゃー」と声がする。頭を引っ掻かれて痛さで目が覚める。
このループが一晩に4回。んで少々寝不足。
今夜も冷えているからまた来るのかな?

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来てほしいような来てほしくないような (´・_・`)
うーん、今夜はいいや。来ないでくださいw
明日は晴れますように。
草山のしたしさは鶯も啼く。
うぐいすは春告鳥。
声はすれども姿は見えず、ということが多いんだそうだが、
うちの庭木にはよくやって来てホーホケキョと謡っている。
そのうぐいすを血祭りに上げようと凝視する最大と最小。
もしくは親分と子分。

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やめとけよ。殺すなよ。
あれは食うもんじゃなく眺めて聴いて春を感じるものなんだ。

小寒い早春の宵にストーブを焚きながら食べるケーキも、

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うとうとし始めたネコの寝顔も、

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僕にとっては甘美で幸福な麻薬。
どちらか一つ選べと言われたら、
味わい過ぎても太らないネコの方を選ぶかな?
天気も良くなったし、
ぼぐもあぞびにいぐよ~、
というヤル気満々な長男肥満児のケツw

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行ってらっさーい。車に気をつけてな。
一昨日だったか、くつしたの顎の下が血だらけだった。
喧嘩して怪我する場所とも思えないからたぶん自分で引っ掻いたんだろう。
触ろうとしてもあまり嫌がらないんで痛みはないのだと思う。

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僕はタクシーの中や狭い待合室で誰かと居合わせると、
沈黙の気まずさに息が詰まりそうになる。
だからといって話をするでもなく、話をしたいとも思わない。
僕が髪を切りに行く店の店主さんは話好きな人で、
一人でアレコレと楽しげな話を喋り続けてくれる。
だから僕は黙って「ハイハイ、ウンウン」と聞いているだけでいい。
精神的にとても楽ちん。
カミさんは無口な美容師さんの時は雑誌でも読んでいればいいんだよと言うが、
たとえ本に目を落としていても狭い空間の中で対人間の気まずさは拭い切れない。

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僕はネコの言葉を解さず、ネコも僕の言葉を解すまい。
だから僕が話しかけるときも一方的。彼らが何かを控えめに訴えるときも一方的。
狭い空間に居合わせても人間同士の時と違って奇妙な気まずさは微塵もない。
ネコたちは僕の時間を侵さず、僕の空間を侵さず、僕の感情を侵さない。
慌てず、騒がず、主張せず、駄々をこねず、穏やかな空気のようにいつもそこにいる。
ときどき眠りの合間に目が合って、「よう」と声をかけると「にゃー」と答える。
大あくびをして、そしてまたイビキをかいて夢の中。

けれど、なあネコさんたちよ。
怪我をした時や具合が悪い時だけはもう少し言葉巧みに主張してくれんか?
気づいたときは血塗れとか手遅れとか、そういうの心臓に良くないんだわ。

Nouela - The Sound of Silence
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