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ぶらりごろりぱくり

Lotus Elan dhc S3 chassis and V5 only
僕がebay UKのClassic Carsカテゴリにアラートを設定しているのは、
女の人が大好きなウィンドウショッピングみたいなものだと思う。
そしてこういうものが出て来ると、買う気もないし、もちろん買えない事の方が
多いのだが、なんだか同じ価値観の世界を見るようでとても嬉しい。

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ロータス・エラン・シリーズ3、ドロップヘッドクーペのシャシーフレーム。
いったいこんな鉄骨にどんな価値があるのかというと、
今日の為替レートで27万3600円の価値があるわけだw
たとえばどこかの鉄工所でこれと同じものを作ってもらえば、たぶん材料費を
含めてももっと安価に出来るのではないか? という気がしなくもない。
少なくともこんな錆まくりの鉄骨に新しい鉄板を切り貼りするよりは、
新規に作った方が強度も見栄えも材質も良いものになる筈だ。

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だけどそれをやったら価値や意味が失われるから2000ポンドで売り買いされている。
たとえ鉄板が掌一枚分だけしか使い物にならなくて、あとの部分全てを新しく
作り直したとしても、新規に別物を作るのとは美学の根幹が異なるのだ。

新しいミニや、新しいビートルや、新しいフィアット500になんの躊躇いも持たず、
嬉々としてそれを受け容れられる人たちにとって、この腐り錆びた鉄骨に付けられた
2000ポンドの価格は馬鹿げたものでしかないだろうと思う。
だけど僕はこの価値や意味を共有出来る人じゃないと車の話をしても楽しくない。
僕は古いものが好きな訳ではなく、正常進化するものが好きなのです。
だから夢よもう一度みたいな安直企画の元に生み出される物が嫌いなだけ。

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僕は英国車が大好きだったし、今も遅々とした正常進化を続ける英国車が好きだ。
それはアストンでもジャガーでもMGでもロータスでもなくなってしまった。
小さなエンジンを鼻先に載せて後輪を駆動する二人乗りの小さな車。
最後に残されたブリティッシュ・ライトウエイト三つの選択。
それはジネッタ。それはケーターハム。それはモーガン。
継続は力なり。
A rolling stone gathers no moss.

The Rolling Stones with Jimmy Page - Heart Of Stone




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