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ぶらりごろりぱくり

白鶴まるを買ったのはお神酒のようなものだ。

庭の隅にある高さ7mほどの胡桃を根元からと、家の裏手で二階の屋根へ干渉している
楠の巨木を部分的に切ることにした。といってももちろん自分で切れる訳もないから、
造園というのか植木屋というのかともかく業者さんにお願いするのだ。
で、大きな木を切る時はお神酒と塩で「お許しください」と木に謝るんだそうな。
森羅万象に神が宿る日本らしいしきたりではないか。
だからスーパーへ行って一番安いのから四番目くらいの酒を二本買って来たわけだ。

昨日の朝一番でクレーンの付いたトラックが登場。
多分この道ン十年の伐採技術が炸裂するぞ。

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もうあれよあれよという間に半分くらい切っちゃった。

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んで、最後に残った太い幹の本体はクレーンで吊り上げながら根元を一刀両断。

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一番太い所を輪切りにしてもらって椅子に。
とても一人じゃ持ち上げられないぐらい重い。

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家の裏手で二階の屋根へかかってしまった楠も枝ごと切り落としたんだが、
せっかく鬱蒼とした緑に包まれていた家が床屋帰りの刈り上げになっちゃって寂しい。
僕としては木を切らずに家の軒を壊した良寛和尚の方に共鳴するものがある。

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庭師の人も「切るのは容易い」と言っていた。
樹齢50年でも100年でも切り倒すだけなら10分もかからない。
私らはそれが仕事だから切れと言われればなんでも切るけれど、
その木が経て来た時間をおろそかにしちゃいけない。
なんだかね、なかなか深みのあるお言葉でしたよ。




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