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ぶらりごろりぱくり

机の脇に置いていたウザ猫ホイホイを机の下へ持ってきた。
プライバシーを尊重して箱の二辺にパーテーションを立て、
突っ込んである毛布の切れ端の下へホットカーペットを設えた。
こうして人間はネコに奉仕し、ネコに傅き、ネコの隷属へと堕ちてゆくのだ。

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二日間吹き荒れた初冬の嵐が過ぎて静かな朝。
庭の落葉する木は猛り狂う風でほとんど丸裸になってしまった。
その中に高さ5mほどのブナの木が一本。
青空を背に茶色と黄色の葉をつけたまま屹立している。
このブナは来年の春、新しい芽が出るまで葉を落とさない。
それはどこか、
次の準備が整うまでは用済みの物を手放さない慎重さにも見える。

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枯木も山の賑わいと人の言う。
イイ歳をぶっこいた半可通が世界の隅で生きていくには、
身の程を知った謙虚さと自らを過信しない慎重さを忘れてはいかん。
僕は庭の一角に立つブナの木を見上げながらそんなことを考える。

David Soul - Don't Give Up On Us




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