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ぶらりごろりぱくり

2015年フランクフルトモーターショーでコンセプトモデル
「Honda Project 2&4 powered by RC213V」を世界初公開


もうずいぶん昔のことで、その経緯さえどうだか忘れちゃったんだが、
確か犬と猫を並べた写真のカレンダーがあって全然売れなかったとか、
もしくはそういう物を作ろうとしてストップがかかったとかいう話だったように思う。
ニャンコのカレンダーは売れるしワンコのカレンダーも売れる。
けれどニャンコとワンコが「一緒に写った」カレンダーじゃ駄目なのだ。
なぜかというとニャンコが好きな人とワンコが好きな人は人種が違うから。
というような話を前提にこの車を語ると解り易い。

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来週から始まるフランクフルト・モーターショーに出るぞ出るぞと言われていた
ホンダのコンセプトモデル。曰く、2輪と4輪の楽しさを併せ持った一台。
車体の一部分だけを写した写真が先行公開されていて、それを見る限り
オープンホイールのスポーツカーだというのは確かだった。

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でもこの写真じゃセンターに運転席がないからどうなっとるんじゃ?
と思っていたらこういう事だったのか (´・_・`)
前評判だとケーターハム・スーパー7の対抗車みたいな事が言われていたっけ。
4輪でありながら風を受けて走る2輪の楽しさを併せ持っているらしい。
だけどそんなに風を受けて走りたけりゃバイクに乗りゃいいんじゃないか?
スーパー7には「とりあえず」ではあるけれど幌もあり、ワイパーもあり、
そしてオープンスポーツの必需品である強力なヒーターも装備されている。
どれほどバイクに近い所へ歩み寄ろうと4輪には4輪の踏み外しちゃいけないものがある。
それはタイヤを4つにする代償として手に入れた安楽と快適だ。
こんな雨にも濡れる、寒さも凌げない、ぶつかったら大変だから完全装備で
ヘルメットも被るのか? みたいな4輪の存在意義とはなんだろうか?

ニャンコとワンコが並んだカレンダーは需要がない。
僕はもうよく分からなくなってしもた。
NR750を連想しました。
楕円ピストン搭載、4気筒32バルブDOHC、¥5,200,000ってヤツ。
「おいおい、果たして楽しめるのか?」と。(所詮は到底買えない負け犬の遠吠えですが)
で、その時に納得したのは「あぁ、こういうのは所有を実現できた自分の自己満足の対価だな」という事でした。
これもそうなんでしょう。買う人が期待するのは。
だから、アリ(笑)

なんでこんなに妥協できるかというと、私がホンダファンになったきっかけは、1970年代にホンダが二輪の世界GPに復帰した際、不利を承知で楕円ピストンという技術でチャレンジしたそのスピリッツに心を打たれたからなのです。
だから、それを連想させたこの記事はアリ(笑)

ところで、このモデルにも搭載されているDCTという技術、これからさらに普及するのかもしれませんが、もし自分が次に買う時、それが純粋にモーターサイクルを昔の様にエンジョイする事が目的だとしたら、これが搭載されているモデルにするかどうか、かなり悩むと思っております。
分かります?その心境?

もっとも、これも負け犬の遠吠えかもしれませんが…。


いちまる [] EDIT
分かりますよ、その心境(笑

僕はですね、車とかバイクってのはどんどんどんどん、作る人も乗る人も気づかないうちに
完全自動移動装置に近づいて行ってるんじゃないかという気がする。
車に乗ったらナビに行先を入力してあとはお菓子食って酒飲んで寝てれば着いちゃう。
それじゃあ新幹線や飛行機と同じじゃん? と思えるけど実は違う。
何が違うかっていうと車種を選んで自分で買うところが違う。
僕はホンダ、あなたはフェラーリ、そこのきみはランドローバー。
だけどそれ以外は新幹線やタクシーや飛行機とおんなじ。
選択の基準は経済性と収納力。
あと30年ぐらいしたら車もバイクもみんなそうなちゃうんじゃないかな?
という恐怖と幻滅がある。

僕がホンダに魅かれたのはやっぱり最初のF1。それとエスロク&エスハチ。
だけどあの頃はホンダだけじゃなくてどこのメーカーだって情熱があった。
商売よりも夢で何かを作ってた。
もちろん今だってモーターショーのコンセプトモデルなら某かの夢で
作っているんでしょうけど、なんかセコイ経費の見積書が見え隠れする。
1台5千万円だけど買えるなら買ってみな! という宗一郎さんが腰抜かす
ような車を作ればいいのにと思う。
売れなくたっていいじゃん? だってコンセプトモデルだもん。
ほんとに欲しけりゃ5千万で売ってやるよみたいな。

今のマクラーレン・ホンダが全てを象徴しているように思います。
採算度外視で勝ちに行った頃のホンダはオシッコちびるくらいカッコよかった。
1990年にイギリスへ行ったとき、泊まった宿の親父がインテグラに乗ってるのを
しきりに自慢してました。「これホンダなんだぜ」って。
僕はその親父に言った。ホンダは僕の国の会社なんだぜって。
胸を張って言えた。
EL [] EDIT




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