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ぶらりごろりぱくり

結構毛だらけ猫灰だらけ
ケツの周りは○○だらけとフーテンの寅が言う。

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仏壇のある家ならともかく、家の中に「灰」なんてものがなくなって久しいこの国じゃ
ネコ灰だらけといっても今やなんの事だか分からんのではないか? と思う。
僕が子供の頃、横浜の菊名に住んでいた伯父一家は炭屋の二階に間借りしていた。
炭屋というのは読んで字の如く炭を売っているわけで、べつに薪ストーブ用だとか
バーベキュー用なんかじゃなく、飯や風呂の煮炊きと暖房用だったんだろうな。
その家へ遊びに行くと、時折横浜線の線路を蒸気機関車がモクモクと煙を吐きながら
走っていったものだ。

キャンプ場では皆が不便を味わう為にネイチャーストーブを買って来て焚火をする。
皆が不便を楽しむ為に高価なホワイトガソリンを燃やして明かりを灯し、
皆が不便を楽しむ為に窮屈なテントで寝袋にくるまって眠る。
今こそ僕たちが得たものと失ったのものとを天秤にかけて、
その選択が正しかったのかを問うてみたい。
そして実は自分にとって相応しくない選択だったのならまだ遅くはない、
新しきを捨てて古きを取り戻すべきだ。
なんてことを、僕はこの家に住み始めてからよく考えるようになった。




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