title02.jpg

ぶらりごろりぱくり

先日の花見でネコ好きのFさんというご夫婦に初めてお目にかかった。
くつしたが失踪した時にチラシを配って歩いたカミさんは既に面識があり、
そのご夫婦からここいらには地域ネコが多いのだと聞かされていたのだ。
Fさん宅ではかつて20匹近くを面倒みていたらしいが徐々に減って、
今では6匹+飼い猫(元野良)の計7匹が毎日庭で食事をする。
順次捕獲して手術を施し、最近では一歳になるオスがそろそろかな? と話していたそうな。
その一歳のオスは子猫の頃からずっとFさん宅へ通い続けていて、顔の柄がピカソの
キュビズムを彷彿とさせるアシンメトリーなので、偉大なる天才画家に倣って「ピカ」と
名付けていたらしい。
アシンメトリーって事はつまりこういう非対称のこと。

20150411_342.jpg

そう、玉取りウシオだw
片やキュビズムのピカソだからピカ。
片や牛柄だからウシオ。
この差は名付けた人の教養差だろうか?
それとも愛情の差だろうか?
多分その両方だなw

Fさん宅では毎日来ていたピカが突然姿を見せなくなり、数日して現れたら去勢済みを
示す耳先カットがされていたので驚いたそうな。
僕は毎朝散歩で会う或るご婦人にウシオの無差別放尿と玉取りの顛末を話し、
そのご婦人がFさんご夫婦に伝えたもんだから、桜の森の満開の下で「手術してくれたん
ですかありがとうございました」という奇妙な初対面の挨拶になった訳です。
なんだか妙にややこしいな (´・_・`)
ウシオは手術から帰った翌日と翌々日にやって来たきり姿を見せない。
でもFさんの家へは今まで通り顔を出してご飯にありついているそうだ。
意地悪のデカ猫が来ない日はそのままFさんちの軒下へ泊っていくらしい。
誰かが去勢手術をし、誰かが食事を供し寝床を貸す。
これが地域ネコ。
ここいらにはFさんのような人がほかにも何人かいる。

山を降りたら放し飼いは一旦打ち切り。
せめて庭をネットで囲い、その中だけは出入り自由と考えてなるべく広い敷地の
家を探して引っ越した。でも、結局ネコたちは山奥にいた時同様の生活を満喫している。
どんな状況に於いてもネコを放し飼いにする事への批判は止まないだろうと思う。
けれど都会の住宅密集地とは違った価値観があるのも確かだ。
そういう意味で我が家の引っ越しは幸運だったのかも知れない。




SKIN:Babyish-