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ぶらりごろりぱくり

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工務店のリフォーム見積もりが予算オーバーしたから自分で柱を塗っています。

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思いっきりはみ出してるけど後で壁紙貼るから気にしません。
昨日壁紙も届きました。
二部屋分の壁と天井で25mも必要だった。
今の壁はなんとベニヤ板にペンキが塗ってあるだけ。

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それが終わったら床にフロアタイルってのを敷きます。
床は37年物の安っぽいパンチカーペットが床材の上へ直接貼り付けてある。
これを37年分の凄まじい埃と共に全てひっぺがして新調します。

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どかした棚の下から現れた暖房用とおぼしき何かの取り出し口。
なんと真鍮製。そして固定は嬉し懐かしマイナスネジ。
古い図面を見ると建設当初は床下に煙突付きのボイラがあって、
そこから家の中へ張り巡らせたパイプへ温水を回していたようです。
これはなんだろな? ヒーターの電源用か?
ほら、アレだ。
イギリスの古いB&Bとか行くと残ってるセントラルヒーティング。

僕は○○風とか△△調とかいうものがあまり好きではないです。
どんなにボロくても、どんなに古くても、風や調でない本物が好き。
物にとって最高の装飾はそれが経てきた時間だという美学が僕のどこかにある。
東京から大分へ持って行き、そこでは一度も使わずに伊豆へ運んできた椅子には、
大森の家で暮らしていた姉妹ネコの爪跡が彼女らの楽しい記憶とともに残っている。
それなのに家具や家が傷つくからとネコの爪を抜いてしまう人間が世の中にはいる。

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傷も汚れも一つ一つが思い出だ。
服の綻びや、車の凹みや、壁に刻まれた深い傷にはちゃんと理由がある。
どんなにデザイナーが想像力を駆使しても、
どんなに工業技術が進歩しても、
五十年の痕跡を五分で再現する事は永遠に不可能だと思う。
なぜならそれが出来た暁には、僕たちの生きる意味さえ失われしまうから。




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