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ぶらりごろりぱくり

放浪児ぷー。

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こいつは近頃めっきり遠出をしなくなった。
うちで寝ているか、隣のNさんちにある納屋で寝ているか。
ゴハン時に帰って来ないと僕が呼びに行く。
幼稚園のお迎えみたいだ。

ぷーだけでなく誰もが遠出をしなくなった。
皆が家の周りをブラブラしているだけになった。
歳を取ったからかも知れない。

みんなでひっそりと暮らすのもイイか知れんぞ。
家の中に迷い事がなければ、
家の中に心惑わす事がなければ、
うるさいテレビや、うるさい犬や、うるさい子供がいなければ、
みんなでひっそりと暮らすのもイイか知れん。

家の中へ流れ込んで来た夜がストーブの火に暖められて、
僕たちの上を過ぎて行けば新しい朝がやって来るぞ。
庭にある桜が花をつける度に皆で一つ歳を取って、
お前たちもいつかこの山で遊んだことなんか忘れてしまうだろう。

それでもたまには夢の中で、
草ぼうぼうの道を思い出すかもな。
ずいぶん遠くまで歩いたなあって、
この山の事を思い出すかもな。

もうみんなで散歩することもなくなるが、
皆で一緒に冬を越そう。
今年のクリスマスは父ちゃんも母ちゃんも家にいるぞ。

Recuerdos de la Alhambra - Paco de Lucía




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