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ぶらりごろりぱくり

連日目を皿のようにして不動産サイトを見ていると頭がおかしくなりそうなんで、
引っ越しの家探しもアラートで済ましております。通知してくれないサイトはHTMLを読んで
更新があったら知らせてくれるWEBサービスを使ってる。
1都4県で27の市町村を対象に金額を設定して新着情報の検索をかけると、毎日平均して
40くらいの物件情報が届く。それでも出物と呼べるようなものは一つも見た事がない。

僕は別段、家を買いたいと思っているわけではなく、どこかへ引っ越すのはあくまで結果で
あって、第一の目的は今の家を出る事にあるのだな。つまりここでなけりゃどこでもいいのだ。
だから住む家は買おうが借りようがどっちだって構わない。構わないけれど買うなら金を出す
のに相応しいものじゃなけりゃ嫌ですよ、という話だ。

僕の古い友人が合掌造りで有名な岐阜県白川村の廃校になった小さな分校に住んでいる。
山の分校だから小さな木造校舎と小さな校庭がある風情満載の住まいだ。
過疎対策に村が移住者へ無償で提供したらしい。電気代も村負担。
冬は雪が数メートルも積もって孤立状態になるらしいが、春にはその校庭を囲むように
ソメイヨシノが咲きまくる。裏の清流で釣る魚と、農家から貰って来て増やしたアヒルが
主なタンパク源だと笑っていた。
昔から木造校舎には憧れがあったし今もある。あんな所に住んだらさぞかし楽しいだろうなと
思っていたが、実際にド田舎の山の中で暮らしてみると自分には無理なのが分かった。
下の写真は確か宮崎県の山奥をバイクで通りかかった時に見つけた廃校だが、
こんな所に住んだらそれこそ完全自給自足を強いられるだろう。
僕にはそんな楽しみなんぞないし、楽しみどころか地獄でさえあると思う。

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白川村の分校の他にもう一つ、僕が住いの理想みたいな姿として持ち続けた家がある。
昔、三浦半島突端の宮川湾を見下ろす場所にレステル八景原というお店があった。
今だと風車公園のちょっと三崎港寄りだ。
クルマの免許を取った頃よく一人でコーヒーを飲みに行ったんだが、なんというか、
そこは正に時から零れ落ちたように静かな場所なのだ。
近頃はなんでもかんでもウッドデッキがデフォルトだが、レステル八景原にそんな紛い物は
ない。母屋の外に燦々と陽の溢れる庭があって、そこを囲む低い鉄柵の向こうはすぐ眼下に
海が広がっている。会った事はないがヘミングウェイが住んでいそうな家だw
ストリートビューで見るとまだ建物はあるんだが、看板は外されているから営業はしていない
んだろう。売ってくれないかな? 少し高くてもいいから。

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こんな所にカミさんと六匹のネコを連れて移り住んだらさぞかしシアワセだろう。
金を出すならその価値に見合った物じゃなきゃいかんよ。
しかしそういう物件はまず無い (T_T)




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