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ぶらりごろりぱくり

クルマの事でも書いてみるか。

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ド田舎に住んでいることの中にある数少ない喜びとして、
クルマが嬉々として走れるというのがある。
東京辺りからクルマ好きが伊豆半島へ移り住んだりもするらしいが、
伊豆じゃ平日でもそこそこ車が走っているだろうし、土日は都内以上に混むかも知れん。
その点地の果てのここいらじゃクルマも信号もほとんど見かけない。
50kmの距離を時速50kmで走ればちゃんと一時間で目的地へ着くのだ。

僕の好きなクルマにトライアンフGT6というのがある。
そのクルマの何が好きなのかというと出自のコンセプトが魅力なのだ。
しかしながら旧い車だから買おうと思ってもなかなか市場には出て来ないと思う。
個人売買でなきゃ上物は手に入らないだろうな。
GT6はもともとスピットファイアというトライアンフ製の2シーターオープンに小さなV6エンジン
を載せて、ルーフ後端からテールエンドまでを覆う屋根をくっつけたクルマだ。

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上の写真の一番左がスピットファイアのオープン状態。
真中がスピットに幌を被せた状態で最右がクローズドボディのGT6。
つまり2座席のオープンカーにテールゲートの付いた屋根とラゲッジスペースをくっつけた、
グランドツーリングなモデルなんですな。かつての欧州車にはこういった手法で作られた
「フィクスド・ヘッド・クーペ」なるクルマが幾つかあった。ジャガーEタイプ・クーペとか、
MG-B GTとか、ホンダのS800にも同じクーペモデルが存在したよな。

この手のクルマが持つ最大の美点は二人乗りであること。
これはとても贅沢な事であるのに違いない。
二人乗りであるが故に贅肉の要らない秀逸なデザイン。
僕は常にクルマ=デザインであって性能なんて二の次三の次なのだ。
しかし健全な魂は健全な肉体に宿るというのもまた真理だと思う。
人と荷物を載せる必要最小限のスペース。二人で旅行へ出かけるのに必要十分なパワー。
そしてオープンボディとは別次元の耐候性が生み出す安心感。
こんなのに乗ってカミさんと2泊3日ぐらいの小旅行をしてみたいな。

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実をいうと僕はスピットファイアを一年くらい所有していた事がある。
この時代のオープンはどんなに程度が良くても雨が降れば構造的に水が車内へ侵入するし、
水回りの設計からか暑さや渋滞には滅法弱い。
そもそもそういう走行条件を想定されてないんだろうな。
だから極上の中古を手に入れたってとても日常の足になるとは思えん。
実際に所有していた人間が言うんだから間違いないぞ。
しかし今の時代にこういうコンセプトのクルマってあるんか? と思って探したらあった。

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Z3 CoupeとZ4 Coupe。BMWかよ (T_T)
だけどコンセプトは正にGT6やジャガーEタイプ・クーペとおんなじだ。
何がおんなじかといえば先にオープンボディを造って、そこへ屋根を被せるところがね。
Hondaからこういうの出ないかな? もういい加減ハイブリッドとか要らんから。




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