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ぶらりごろりぱくり

こんな記事がある。

太陽光バブル最前線・九州・メガソーラー乱開発で「エコ」と矛盾も
これは正に今、僕が住んでいる目の前で起こっていることだ。

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昨年、我が家のすぐ上にある展望公園横にも太陽発電設備が出来た。
今はそのまた隣に数倍の規模で伐採が行われているから当然同じ目的なんだと思う。
はっきり言うと語弊があるかも知れないが、こういった問題が起きるのはある意味そこが
捨てられた土地であるからだと思う。遊休地と書けば何か貯金か財産のようにも聞こえるが、
売っても二束三文だし建物を造っても使い道がないからだ。
太陽光発電は一度出来てしまえば音も匂いも出ないから迷惑ではない。
けれど山の木を根こそぎ伐り倒すのは後々色々な問題を引き起こすだろうと思う。

人口

僕が今住んでいる市は毎年500人弱のペースで人口が減り続けている。
昨年12月の時点で30,994人だから単純に計算しても62年後には人口がゼロ。
どう考えても人が増えることなどあり得ないから、実際には62年後の遥か手前で
税収難から破綻するのは目に見えている。それでもこの市は36億円をかけて新しい
市庁舎を建てるらしい。市が作成した基本構想にはこんな一文がある。

通常の場合、新庁舎建設費用の全てが自治体負担となりますが、合併後10年間に
限って対象事業費の95%まで借入が可能で、さらに返済額 の70%が交付税で補われる
合併特例債を活用。


こう書くと、いかにも市民の方には負担をかけず国からの交付金で全部やりますみたいな
印象を与える。合併特例債といっても借金には変わりなく、借りたものは返さないといかん。
「合併後10年間に限って」という一文がキモなんだろう。
要するに吸える汁は吸い尽くすという魂胆だ。
その借金返済を国税で賄おうというおもらい乞食な根性は地方にありがちだとしても、
まともな産業もなく加速する高齢化の中で毎年500人ずつ人口が減る自治体へ、
国がいつまでも金を恵んでくれるとでも思っているんだろうか?
そうして個人の持つ山はどこの誰とも分からない異郷の電設会社に売り払われ、
その中にはもしかすると支那や朝鮮の悪意を持った金も含まれているかも知れない。

先日Twitterに「故郷へ帰りたくない三つの理由」というのが流れていた。
※商店街がシャッター通りになっている
※主要道路沿いに葬儀屋と老人ホームが増えている
※町の中に市民ホール等の不相応な箱モノが林立している
僕の住む町は正にこの様相そのものだ。
こういう問題を行政や市民がどの程度深刻に考えているのか僕は知らない。
たぶん、年寄りは自分が生きている間だけ破綻がなけりゃそれでいいんだろう。
若い世代は躊躇いもなく町を捨てて出て行くんだろう。
だったら行きつく先は自ずと見えている。

うちのカミさんが呆れ返っていたことがある。
昨年だか一昨年だか忘れたが町を挙げてのナンタラ祭りが開催された。
日頃は誰も来ないような箱モノ公園が開催場所で、電車もバスもないから皆が車で来る。
ところが会場に隣接した駐車場は全て主催関係者に割り当てられていて、
一番大事なお客さんは数キロ離れた小学校の校庭へ車を停め、送迎バスに乗り換えて
会場まで運ばれてくるのだ。つまり一番大切なのはお客さんじゃなく、なんだか分からん
地元の顔役たちだという有様。これじゃどこかの共産国家と大同小異でしかない。
普段は無人に近い箱モノ公園の管理費は、そのお客さんたる市民の税金で賄って
いるんじゃないんか?

日本全国に同じような場所は幾らでもあるんだろうが、余所者である僕の目から見て
この町はやっぱりいかんと思う。こんな事を続けていれば破綻は目前だ。
税金を払っても全ては借金の返済に充てられ、道路に穴が開いても直せないし、
ごみの収集もストップするだろう。毎年4000万円だかをバス会社に払って運航している
バスも止まるし、台風で被害が出ても自治体はなんにもしてくれなくなる。
余所からやって来た呑気な年金暮らし者は呆れて出て行き、町には寝たきりの老人と
不気味に沈黙したソーラーパネルの海だけが残るだろう。
市消滅の最終Xデイまであと62年だ。




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