title02.jpg

ぶらりごろりぱくり

どう考えても弱い者いじめで筋の通らないものだ
スズキ会長、軽自動車増税は「弱い者いじめ」

20130409_067.jpg

じゃあ普通車の税金を下げろとか、増税するなら軽規格の排気量を上げろとか、
いろんな人の意見があるんだろうからそれはさておき、この社長さんがおっしゃる
「弱い者いじめ」だという言葉の論拠はなんなのだろうと思った。

軽自動車の規格が生まれたのは低所得者でもクルマが持てるように、
車両に対する各種の制限と引き換えに、購入価格や維持費を安くしようみたいな
考え方だったんじゃなかったけ? とすると、この社長さんが言う「弱い者」ってのは
暗に「貧乏人」を指していて、この社長さんは弱い貧乏人を助ける為に長年商売を
やって来たって事なんだろうか?

僕はある時期から軽自動車自身が本来の出自を忘れ、ひたすら普通車の世界へ
歩み寄っていったように思えてならない。というか今もそう思っている。
たしか国が安全性を理由に外寸と排気量を現行の数値に引き上げてから、
その傾向は一気に加速した気がする。つまり早い話が高級化だ。

以前車検の代車にスズキのアルトを借りた事があって、そりゃあもうこれほど安っぽい
クルマも無かろうな? と思ったけど、その気になればもっと安っぽくすることは可能
に違いない。エアコンもパワーウインドウもオーディオも取り払っちまえ。シートはビニ
ールレザーで内装も鉄板剥き出しでいい。
スズキの社長さんが言う「弱い貧乏人」が財布を叩いてやっとこさ手に入れる軽自動車
の出自とは、本来そういうものじゃなかったんか? インチキな高級化でしか個性や
差別化を図れないのなら、造る方も買う方も心が貧しいとしか思えない。
電動ナンタラとか高級そうな内装が無くたって、コンセプトとデザインと色で十二分に
個性や差別化は達成出来るぞ。
ミニ。チンクチェント。スバル360。ミゼット。Nコロへ立ち帰れ。

20130409_066.jpg

その出自を忘れたか忘れた振りをして似非高級化(高品質とは言わん)を図り、
維持費の安さを声高に叫んで姑息な商売をして来たのはあんた自身じゃないの?
なんて事を考えてしもた。
軽自動車を作って売るメーカーが意図的に偽装普通車を作っているのなら、維持費
だって偽装普通車に近いものを課せられて当然じゃんか。
どうしても普通車との差異を埋めたいのであれば、現行額と1000cc額の中間に
過渡的な額を一つ作ったらいいんでないの?

で、僕の意見。
仕事で使う軽トラと箱バン。それから5年落ち以上の中古車を除いた販売価格70万円
以上の軽自動車には、新車も中古車も含めて今の倍くらいの税金を課し、仕事用と
ホントの意味での貧乏人用だけは現行の税額を維持するってのはどうでしょうか?
これは普通車の税体系にも反映すればいいんじゃないの? 同じ排気量でも販売価格
が何倍も違うカローラとメルセデスには、それに見合った課税をすればいい。
つまり贅沢税だ。
税を平等に課すのではなく、経済事情に応じて「公平」に課せばいい。

排気量や燃費によって税額を決めるって案もあるらしいが、軽自動車という本来の
意味と枠を残すなら、販売価格で線引きすれば自ずと似非高級なものは排除される。
弱い者向けに雨風が凌げて人と荷物が運べるという、最低限の用途を満たすものを
試行錯誤して70万円以内で作ればいい。
そもそも軽自動車の世界というのはそういった厳しい制約の中で行なわれる、至極健
全な技術的試行錯誤の様式美みたいなものだったんじゃないか?

結論から言うと自動車税も重量税もガソリン税も全部撤廃しろ。




SKIN:Babyish-