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ぶらりごろりぱくり

再来週上京するんだが、出かける前になると新しいデイパックが欲しくなる。
いま使っているのよりもう一回り大きくて、もう少し機能的なポケットが付いたやつが。
で、どんなのがあるかな? と思ってネットを色々見てみる。
おっ、これいいなあと思うのは説明文に「ビンテージスタイル」とか「レトロな外観」とか
書かれてある事が多い。つまり僕の美意識は既にレトロでビンテージなのだ。
そして眼に付くものは色も形も今使っているのとほとんど変わらない事が多い。
という事は同じ見てくれと同じ使い勝手を持った、ただ一回り大きいサイズのデイパックを
買い足す事にしかならん訳だ。
それは例えば全くデザインが同じで、直径だけが違う傘を小雨用と大雨用に二本
買うのと似ている。もしくは違う色のポルシェを四台買うのとも似ている。
なんて高貴で優雅で無駄なお金の使い方だろう?
こういうお金の使い方が出来るのは、断食してでも苔生した美意識を頑固に譲らない人か、
あるいは大金持ちと呼ばれるような人のどちらかだと僕は思う。
哀しい哉、今の僕には断食するほどの信念も無く、もちろん似たようなデイパックを
買い足す余裕も無い (T_T) だからいつも諦めてしまう。

たとえばバックパックを担いでトコトコどこかへ出かけていく時も、
たとえばバイクに乗って何泊かのツーリングへ出かける時も、
悩ましかったり楽しかったりするのはパッキングだ。
山屋の人は高価な品を買って身銭と重さを削るが、僕の場合は歩きでもバイクでも
泊まるのは宿だから基本的に荷物はいつも少ない。
経験則として三泊がパッキングの分水嶺で、三泊を越えたら十日だろうが一年だろうが
大した差は無いと思う。だから僕の荷物は最大でも三泊分。
もう十年以上使っているデイパックは神田の「さかいや」製。
形も大きさも色も気に入っていて手放せないです。
たぶん、今時の東南アジア製欧米ブランドなんかより遥かに造りがいいのは、
十年以上の長期テストをしてみた結果なんだから明らかだと思う。
日本の製品は優秀だよな。ホントに惚れ惚れする。

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気室は大きいのが一つと前面にサブが一つだけ。小分けのポケットなんぞ一つも無し。
それはそれで使い易いんだが、出来ればペンとかメモとか携帯とかを入れる小さな
専用ポケットがあるといいなあ、と時々思う。
大きさは概ね25リッターぐらいでデイパックとしては普通かやや小さめ。
だからもう一回り大きいのが欲しいとよく思うんだけど、荷物というのは持って行く物を
床へ並べて、それを飲み込むザックを買うんじゃなくて、まず自分の好きな大きさの
ザックを買い、それに入るだけの物しか持っていかないというのが僕の信条。
どこぞの国の旅行者みたいな大荷物は嫌いだよ。
でもあと5リッター余裕があれば帰りにお土産が一つ買えると思う。
僕は手に何かを持つのが嫌いなので、背中に収まらないと買う気が起きないのだ。
で、いつも「要らねえや」と諦める。
もう十年使うか。
下のがちょっといいなと思ったパタゴニアのチャカブコパック。

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