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ぶらりごろりぱくり

この前スーパーで買った物をせっせと袋に詰めてたら傍らに蒲焼の広告があった。
もうすぐ土用の丑の日なんだな。
予約制とか書いてあって一串1800~2500円ぐらいだったかな?
ずいぶんイイ値段だよなあと思ってたら昨年にも増して今年は高いんだそうな。
こんな記事がネットに転がってた。

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創業二〇〇年だかの老舗店主が言うには「ウナギは庶民の食べ物」なんだらしい。
この店って飯倉のジャニーズ事務所の近くにある店だよな?
こういう言い草を聞いて、
瞬間的に「?」マークが点灯してしまう僕はきっと庶民以下なんだろう。
皮肉でも嫌味でもなくただの負け惜しみだけど、ワンコインの昼飯が巷に溢れる中で
一番安くて一杯2000ナンボの鰻丼を出す店の店主が「庶民の食べ物」はないだろ?
とボロクソに言ってるけど実を言うと僕は鰻屋が昔から嫌いなのだ。
ウナギを食うのは好きだが鰻屋はキライ。鰻屋の何がそんなにキライなのかと言うと、

「串打ち三年、裂き八年、焼きは一生」

こういうのが大嫌い。もう生理的にすんごくキライ。
じゃあなんだ? 一生かけても合格点貰えないなら本物の鰻焼き職人は
この世に存在しないのかよ? と思っちゃう。
偉そうな顔して鰻焼いてるその道70年のジジイも未だ修行中の小僧かよ。
桃栗三年柿八年ってのは木を植えてから実が生るまでの時間を言うのか知れんが、
桃栗三年バナナ一生とか言われたら誰もバナナなんて植えねえよな。
と言うか、それじゃいつまで経ってもバナナ生らねえじゃん ヽ( ` ・ω・´)ノ ソンナバナナー

なんだかね、いかにも日本人的な「耐えよ忍べよ我慢せよ」みたいなのが嫌。
そういう山形のおしん的な忍耐の美徳が嫌。
こんなふざけた言い草を掲げられても鰻屋の職人になろうとする人がいるなら、
その人は一生未熟のままで終わる覚悟が出来ているんだろうか?

人間は考える葦である。然るに、学び続ける意思は意義のあるものだと思う。
だけど落語には真打ちがあり将棋にも名人がある。
伝統を守るって事は旧態然とした慣習をダラダラ引きずる事じゃないよなあ。
マスターの称号を与えることが学び止めることを免ずる理由にはならない。
そうして、真摯な努力と才能に対して一定の評価を与えるのは、
高みや深みを目指す足枷になどならないと僕は思う。
なーにが焼きは一生だバカタレ。
そんなにも祭り上げた鰻屋の暖簾の奥から「鰻は庶民の食べ物」とか言ったって、
誰の耳にも届きやしないよ。




まとめtyaiました【怒りのうなぎ】 - 2012.06.27 Wed 00:03

この前スーパーで買った物をせっせと袋に詰めてたら傍らに蒲焼の広告があった。もうすぐ土用の丑の日なんだな。予約制とか書いてあって一串1800~2500円ぐらいだったかな?
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