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ぶらりごろりぱくり

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「ネコの手も借りたい」という言葉があって、
要するにネコってのはそれくらいなんの役にも立たない生き物なんだろうな。
「花より団子」は僕が忌み嫌う最たる言葉だけれど、
ネコの手を借りなきゃならないほど忙しい暮らしは悲しい。
食えない花より団子を取るような人間は悲しい。
陳腐な言葉だけれど心の余裕みたいなものは、衣食住が足りた所から始まると思う。
衣食住が足りたと認識するレベルは人それぞれ。
テントと焚火と川の水で足りたと思う人もいれば、
麻布の豪邸にメイド五人じゃなきゃ満足できない人もいるだろう。
けれどどんなレベルにせよ、
衣食住が足りているのに団子へこだわり続ける姿は悲しい。
というか、僕は見ていて憂鬱になる。

なんの役にも立たないネコが僕に与えてくれるのは、
たとえば心の行間に記す言葉みたいなもの。
必要か? 必要でないか? という判断の座標を超えた所から始まる喜びのようなもの。
世界には、生まれた家や国の事情で生きる為に必要か否かを日々迫られている人もいる。
彼らに比べれば僕の毎日はなんと幸せなことだろうかとも思う。
けれど、生きる事に追われるそんな人たちだって、
衣食住が満たされた日には不必要の余裕を嗜む筈だと思う。
なぜなら僕たちは人間だからだ。

一昨日の午後、カミさんが買って来てくれた花の苗を、
クロの墓を囲むように植えた。
枯れずに根付いて、増えていくといいなあ。
今はもういないクロの為に花を買ってくる彼女の気持ちが、
生活という名の汗臭い古着に包まれていないのが嬉しい。
どんなに貧乏でもネコを眺める心の余裕だけは捨てたくないと思う。
懐が貧しくても、心の貧しさにだけは負けたくないと思う。
というようなことを、僕はこの土地へ来てからよく考えます。

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以前からよく遊びにお邪魔していました逃亡者Rと言います。また新しく始めたのでよければ遊びに来てください。
元・硝子 [] EDIT
はじめまして。

ロシアへ留学されたんですか? 羨ましいな。
この春卒業したら旅に出るのも羨ましいです。

僕は旅も旅する人も好きです。
ブログ、お気に入りに入れておきました。
EL [] EDIT




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