title02.jpg

ぶらりごろりぱくり

スーパーへ買い物に行ったらオハギ売ってた。
秋のお彼岸か。

20180923_166.jpg

昼間はセミの声もすっかり消えて、
今日から少しずつ夜が長くなっていく。
明日は中秋の名月。
白い玉簾が路傍に咲いて、
紅い曼珠沙華がそこかしこに咲いて、
家の周りから蚊がいなくなれば本物の秋。
猫たちの冬毛も伸び始める。

20180923_035.jpg

さっきから狭い狭い僕の部屋の中を、
小さな蛾がひらひらと飛び回っている。
蛾ならいいよ。
刺したりかゆくしたりしないから。
猫の寝息が聴こえるほど静かな夜。
これもまた田舎の有難さ。

先週の金曜朝に国東へ発ってから昨日の金曜まで、
もう何がなんだかよく覚えていないくらいにせわしかった。
近年スローライフとかスローフードとか、よく知らんけれど
まあゆっくりやりましょうやみたいな言葉を耳にする。
それくらい市井の人々の暮らしは時間に追われたものなのだろう。

僕の日常というのはスローを通り越して這うような有様で、
以前はそんなこともなかったんだが東京を離れてから
一気にスローダウンした感がある。
だから一日にやらなきゃならないことが2つも3つもあると、
もうそれを考えただけで疲労困ぱいしてしまうのだw
故に先週の金曜からの8日間は頭も身体も休む間がなく、
気がつけば夜の7時か8時にはベッドに倒れている状態。
そしてちょっと油断すると発熱するオマケつき。

この3連休を猫の如く無駄にダラダラ過ごして、
カレーライスとか唐揚げとか食べていれば回復するかもね。
やらなきゃならんことも来週からはそれほどない。
考えなきゃならんことももうそれほどない。
そうして阿呆のように、馬鹿のように、
大あくびする姿を人に苦笑されながら生きていれば、
人生は結構楽で喜びに溢れているのかも知れんなあ。

20180921_773.jpg

国東の空気と時間はスローだった。
それに比べて伊豆はせわしい (T_T)
庭の彼岸花はすでに色褪せ始め、
さくらの葉は黄色くなってきた土曜日の夕刻。
こんな日の夜は甘いものでも食べるがいいのさ。
ああ、家が草の海へ沈む前に草刈りしなきゃ。
20180920_046.jpg

先月から本を作っている本を作っていると言い続けていて、
だけど限られた人の元へしか届かないのを気に病んでいた。
和紙を糸で綴じた手触りは無理だとしても、
それがどんな本なのかくらいは分かってもらえるかな?
と思ってPDFファイルにしてみました。

山の麓で猫と暮らす

誰でも閲覧できるし誰でもダウンロードできます。
何度かここへ書いたけれど全ては一度このブログのどこかへ
記したものであって、以前から読んでくれている人は目にした
ことがある筈のものです。
多少は手を加えた部分もあるけれど基本的には原文のまま。
「猫にGPSをつけてみた」という本には敢えて入れなかった、
僕自身がとても好きな随筆の一部です。
自分が選んだ写真も本の制作過程でほとんど差し替えられて
しまったけれど、このPDFで使っているのはお気に入りの写真。

だけどこれが本屋に並んでいたって誰も手に取らないだろうな?
という気がする。
でも世界中の人に無視されても、世界中の人に非難されても、
僕は自分自身が及第点をつけた文章を愛する。
なぜかというと、それが僕の一番の聖域だからなのだ。

Bobby Vinton - Mr. Lonely
この頃は朝晩すっかり涼しくなったせいか、
長女が布団へ入ってくるようになった。
現金なやつめとか、調子のいいやつめ、とは思わずに、
オイオイ可愛いじゃないのと喜ぶのは馬鹿の証。
長女だの、名前はちーだのと当たり前の顔で生きてはいるが、
7年前別の人に拾われていたら今頃は別な名前をつけられて、
もっとふかふかの高級羽根布団で寝ていたかも知れない。
しょせん猫なんてそんなもの。
飼い主を選んで拾われたわけでもないしな。

秋の深まる無人の里山へぽいっと捨てられたのに、
物好きなおっさんに拾われて二食寝床つきの快適な暮らし。
猫たちにとっちゃ宝くじを引き当てたようなものだと思うが、
実は人間にとっても山で一等賞の当たりを拾ったようなもの。

20180919_094.jpg

それをこの世では「縁」とか「偶然」とか呼ぶのだろう。
現実の宝くじやサッカーくじはいくら買っても当たらんけれど、
僕は猫くじなら今までに何度も大当たりに巡り合っている。
猫くじの大当たりは賞金がもらえるのではなく、
怪我だの病気だのの度に高額の賞金を巻き上げられるのだ。
そんな大当たりを連発している僕は幸運なのか?
いいや、ただのバカだろな。
帰ってきました。

20180918_082.jpg

ご近所さんに世話をお願いしていた猫たちも元気。
大袈裟なお迎えなんぞないけれど、
近づいて顔を寄せればゴロゴロと彼らなりの喜びが聴こえる。

慌てず、騒がず、走らず、怒らず。
常に寡黙であれ。そして常にささやかであれ。
我が家の居心地が良いということに勝る幸福はない。
人にとっても、猫にとっても。
SKIN:Babyish-